Juniper QFXシリーズ QFX5100

Juniper QFX5100の概要

ジュニパーネットワークスQFX5100シリーズは、アクセス性に優れたトップオブラック型の 10/40 GbEイーサネットスイッチです。要件の厳しいデータセンターおよびマルチクラウド環境において優れたパフォーマンスを発揮します。

Juniper QFX5100の特徴

柔軟な導入構成

QFX5100は、トポロジー非依存型インサービス・ソフトウエア・アップグレード(TISSU)機能を備える業界唯一のToR(Top of Rack)スイッチです。ネットワーク管理者はアプリケーション配信に影響を与えることなくソフトウエアをアップグレードできます。また、瞬時に起動でき、フェイルオーバー時間を短縮するため、高い可用性を実現します。

高い可用性

QFX5100は複数のファブリック・アーキテクチャ・オプションを選択可能なため、投資リスクを軽減しながら拡張ニーズを満たすことができます。オープン・インターフェースを使用しているため、Leaf-Spine構成やレイヤー3ベースの設計など、多様なアーキテクチャに対応しています。

自動化

QFX5100は、「Junos® OS」、「Junos Space Network Director」、 「Network Director API」など、運用の簡素化をする機能を搭載しています。これにより、ゼロタッチ・プロビジョニングが可能になり、OpenStack、CloudStack、Puppet、Chefとの自動化を実現します。

モニタリング機能

QFX5100は、ネットワーク・トラフィックの詳細情報をダイナミックなバッファを利用したモニタリングとレポーティングで提供するため、ネットワーク管理者は状況を把握した上で、ネットワーク設計やネットワークにあるホットスポットの特定を的確に行うことができます。

高度なソフトウエア機能

QFX5100は、MPLS、BGP Add-Path、L3VPN、FCoEサポートなど、レイヤー2とレイヤー3の豊富な機能を提供します。また、VXLANおよび将来的にNVGRE(※2)などのネットワーク・オーバーレイ、およびジュニパーネットワークスの「Contrail」やVMware NSXなどのSDNコントローラをサポートします。
(※2)Network Virtualization using Generic Routing Encapsulation

動画で理解するJuniper Networks製品 QFX5100

QFX5100 and Virtual Chassis Fabric Overview

QFX5100 and Virtual Chassis Fabric Overview

Juniper QFX5100データシート

Juniper QFX5100の製品仕様

QFX5100 ラインナップ 24Q 96S 48S 48T
単体利用
サイズ(RU) 1RU 2RU 1RU 1RU
最大スループット ルーティング 2.56Tbps 2.56Tbps 1.44Tbps 1.44Tbps
冗長性 電源、FAN
最大ポート数        
100M/1G/10G Base-T - - - 48
1G SFP - 104 72 -
10G SFP+ 104 24
40G QSFP+ 24 8 6 6
100G CFP - - - -
固定ポート数        
100M/1G/10G Base-T - - - 48
1G SFP - 96 48 -
10G SFP+ - -
40G QSFP+ 24 8 6 6
100G CFP - - - -
電源タイプ AC/DC
最大VLAN設定数 4,096
MACエントリー数 288,000
IPv4Static 128,000
IPv6Static 64,000
ARPエントリー数 48,000

Juniper QFXシリーズの概要

ジュニパーネットワークスのQFXシリーズは、データセンターネットワーク向けに最適化されたファブリック・スイッチです。SpineからLeafまで、幅広い要件・多様なアーキテクチャに対応しています。

QFXシリーズは、ジュニパーネットワークスの共通OSである「Junos OS」を搭載し、サービスプロバイダやデータセンターなどのミッションクリティカルな環境において、優れたスケーラビリティ、アジリティ、プログラマビリティ性能を発揮します。

また、Spine-Leafモデルの採用により、多階層構成によるネットワークの遅延やスケールアウトの制限を解放し、低遅延でフラットなネットワークを構成できます。データセンター内を流れるトラフィックを最適化・高速化することで、運用効率を大幅に高め、お客様のOPEX低減に大きく寄与します。

Juniper QFXシリーズの特徴

バーチャル・シャーシ・ファブリック(VCF)対応 ~最大20台の機器を集中管理~

組み合わせパターン

Spine
QFX5100
Leaf
EX4300
QFX5100

バーチャル・シャーシ・ファブリック(VCF)は、Spine-Leaf構成の新しいアーキテクチャです。

Spineとなるスイッチが、ファブリック全体のコントロールプレーンとして機能することで、最大20台のスイッチを一元管理しシンプルな運用を実現します。

また、Leafに他シリーズのスイッチ製品を選択可能なため、ビジネススケールに応じた柔軟な機器構成が可能です。資産を有効活用できコスト削減につながります。

OSアップデートをより快適に

Topology Independent in-Service Software Upgrade(TISSU)

QFX5100は、JunosOSを筐体内でハイパーバイザー環境上に、バーチャルOSとして搭載しています。

OSアップデートの際に発生するインパクトを低減し、アップグレードをより快適に実行できます。

使用プロトコルやファブリック・アーキテクチャに依存せず、レイヤー2/レイヤー3などのいかなる構成でも使用することが可能です。

Juniper製品ラインナップ

QF / Node・Standalone

QFX10000 Line

中規模大規模

ダウンロード資料

ケーススタディ