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Juniper MXシリーズ MX304
Juniper MX304の概要
コンポーネント
:RE(ルーティングエンジン)
:LMIC(1.6Tbpsラインカード)
MX304 ユニバーサルルーティングプラットフォームは、スペースや電力が制限された環境に対し、優れた拡張性および効率性を提供します。キャリアグレードのマルチサービスプラットフォームとして、帯域の拡張要求や、サービスの拡張需要に柔軟に応えることができます。MX304は、その卓越したフォームファクターと幅広い機能により、ビジネスエッジやメトロイーサネット環境のみならず、データセンターやコロケーションの設備など、多くの場面で力を発揮します。
スペック面においては、Trio6 ASICを搭載しており、2RUのコンパクトサイズながら、シャーシーあたり4.8Tbpsのスループットで優れたルーター密度とパフォーマンスを提供します。また、Junos OSの強みを生かし、データプレーンにおいて高度なプログラマビリティを有し、新しいネットワークイノベーションの自由な実装を支援します。
用途
ビジネスエッジ
- 機能豊富でセキュアなインターネットワーキングをサポートするVPNツールキットにより、
革新的なビジネスサービスを実現 - 基本的なL2/L3 VPNとVPLSのサポートに加えQoSベースのトラフィック制御
- 豊富なIP/MPLS機能
データセンター
- DCゲートウェイルーター、DCI接続
- 高密度の10GbE, 25GbE, 40GbE, 50GbE, 100GbE, 400GbE I/F
- L2/L3 VPN, MPLS-over-GREを使用したダイナミックトンネル
- VXLANのカプセル化、GREサポート
- インラインMACsec処理によりセキュア接続
- 400G ZR/ZR+接続による接続距離の延伸
メトロイーサネット
- IP/MPLS VPNエッジルーター、VPLSルーター, LSR
- L2イーサーネットスイッチ、L3 IPルーター
- OAMのサポート
ピアリング
- コロケーション施設に最適な電力とスペース性能
- インラインフロー監視
- コントロールプレーンの拡張性
- SR、BGP、GREなどその他多くの機能をサポート
Juniper MX304の特徴
優れた拡張性と高密度
シャーシーあたり4.8Tbpsのシステム容量を実現し、インターフェイスは最大で 96 x 10/25 GbE、
48 x 40/50/100 GbE、または12 x 400 GbEをサポート。クラウド事業者、サービスプロバイダ、大規模エンタープライズの幅広い要求を満たします。
投資の保護
サービスの成長に合わせ、将来にわたって活用できる拡張性を備えています。
キャリアグレードプラットフォーム
キャリアグレードのJunos OSを、冗長構成のアーキテクチャに統合し、どのようなネットワーク状況でも中断のないサービスをご利用いただけます。
スペースと電力の最適化
小規模フォームファクター(2RU)シャーシーの電力節約機能を活用し、運用コストの管理、高度なエネルギー効率を達成します。
リッチなマルチサービスエッジ機能
今日の多様なサービスプロバイダ、エンタープライズ、ネットワークセキュリティ、データセンターの要求をサポートし、将来の要求に対応しています。これには IPトランスポートデータ センターゲート、ブロードバンド ネットワーク ゲートウェイ(BNG)、ビジネスエッジ、コンシューマーエッジ、ピアリング、SDN ゲートウェイ、データセンターゲートウェイ、クラウドエッジ、およびメトロアグリゲーションなどのユースケースが含まれます。
Juniper MX304の製品仕様
LMICあたり | シャーシーあたり | |
サイズ(RU) | 2RU | |
システム容量 | 1.6Tbps | 4.8Tbps |
冗長性 | 電源、FAN、RE(RE 2式搭載時) | |
最大ポート数 | ||
1GE | - | - |
10GE | 32 | 96 |
25GE | 32 | 96 |
40GE | 8 | 24 |
50GE | 32 | 96 |
100GE | 16 | 48 |
400GE | 4 | 12 |
モジュールスロット数 | 4
※筐体右上のスロットは、REまたはLMICを二者択一で搭載可能なユニバーサルスロットです。そのため、REの搭載数に応じてLMICの搭載可能数が異なります。 RE 1式搭載時:LMICを最大3式まで搭載可能 RE 2式搭載時:LMICを最大2式まで搭載可能 |
|
電源タイプ | AC/DC |
Juniper MXシリーズの概要
業界最高クラスのシステム容量、密度、パフォーマンスを、他社の追随を許さないシステム寿命と共に提供する、SDN 対応ルーティング プラットフォームの強力なポートフォリオです。MX シリーズ ルーターは、サービス プロバイダ、クラウド事業者、および企業にとって、デジタル変革の鍵となるものです。
無停止ネットワーク機能の実装、最大80Tbpsまで拡張可能な処理能力、400Gイーサネットポート対応といった特長により、高いパフォーマンス・可用性が求められるクラウド時代のネットワーク環境に対し、長期投資保護に必要な能力を提供します。
Juniper MXシリーズの特徴
柔軟性の高い構想広域ネットワーク伝送(MPLS/MPLS-VPN)
ラベルスイッチング技術「MPLS」にり転送処理と経路計算を別々に実行し、切り替え速度をミリ秒レベルに高速化。従来に比べ柔軟なネットワーク構築が可能になり、またMPLSベースのセキュアなネットワークサービス「MPLS-VPN」も提供可能になります。
VPLS (Virtual Private LAN Services)
ルーターをMPLS-VPNでつなぎ、ひとつの巨大なL2スイッチに構成し、広域イーサネットサービスを実現。IPアドレスを変更することなくデータセンター間で仮想サーバの移動が可能となります。
EVPN (Ethernet VPN)
広域イーサネット技術としてVPLS技術を拡張したEVPNは次世代のデータセンター間L2接続技術としても注目をあびています。
- MPLS/BGPといった従来技術を踏襲することで導入が容易
- MAC learning / advertisementのポリシーコントロールが可能
仮想ルーターの耐障害性を大幅に向上
ジュニパー独自の技術であるロジカルシステム(Logical System)によりシャーシーやインタフェースを仮想化し、完全に独立した仮想ルーターとして利用可能です。
- 1つの物理シャーシーに複数サービス、複数ネットワークを収納可能
- 迅速なサービス提供と低コスト化が可能
- ネットワークが論理的に完全分離されるため特定顧客向けプレミアムサービスを実現
- 障害時、仮想ルーターは互いに影響を及ぼさないため仮想環境の耐障害性が向上
複数のルーターをまとめて1台として運用
バーチャルシャーシー(Virtual Chassis)機能により複数のMXルーターを仮想的に1台のルーターとして動作させることができます。管理対象デバイス数の削減により管理者負担と利用効率を大幅に向上させることができます。
- リアルタイムなステート同期
- 分散冗長により1台の筐体に故障が発生した場合においても別筐体が通信を引き継ぎフォワーディングを継続
- スケーラブルな拡張
- GRES/NSRをサポート
無停止ルーティング
ソフトウェア更新時、万一の故障時も瞬時に処理を切り替え、継続しますのでネットワークにダウンタイムが生じません。
NSR (Non Stop Routing)
ルーティングエンジン間(マスター/バックアップ)でインターフェース情報やプロトコル、経路情報などの全データベースを同期。マスターRE故障時には瞬時にバックアップREが処理を引き継ぎますので、セッションダウンも発生しません。
Unified ISSU
OSのバージョンアップ時にも無停止ルーティングを継続する「ISSU」機能をサポート。
JAM(Juniper Agile Deployment Methodology)
新しいラインカードを追加するには、ラインカードをサポートするJunos OSへのアップグレードが必要になり、それまで利用していたサービスへの影響を確認するために膨大な検証工数と時間を要していました。
JAMでは、ラインカードの稼働に必要なドライバー・パッケージのみ提供されますので、Junos OSをアップグレードすることなく新しいラインカードをスピーディーに導入できるようになり、カード増設にともなうリスクが最小化されます。
Juniper製品ラインナップ
Cloud grade & Scale up
Juniper MXによるDDOS攻撃対策
変化する脅威に対応するために進化した |
双日テックイノベーションのサービスの強み
ジュニパーが提唱する先進のネットワーク、 |