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Juniper MXシリーズ MX10004
Juniper MX10004の概要
MX10004ユニバーサルルーティングプラットフォームは、サービスに合わせて拡張可能なシャーシー基盤を優れたコストで提供いたします。適合環境は、統合型モビリティ、IoT、ビジネスエッジの他、マルチサービスエッジや統合型コアアーキテクチャにも幅広くご利用いただけます。また、大規模展開向けに、ラベルスイッチングルーター(LSR)、プロバイダエッジ、インターネットピアリング、バックボーンアプリケーションをサポートします。
スペック面においてはTrio ASICを搭載しており、7RUで最大38.4Tbpsへの拡張が可能です。そのため、長期的な投資保護に大きく寄与します。また、データプレーンにおいて高度なプログラマビリティを有し、新しいネットワークイノベーションの自由な実装を支援します。
用途
ビジネスエッジ
- 機能豊富でセキュアなインターネットワーキングをサポートするVPNツールキットにより、
革新的なビジネスサービスを実現 - 基本的なL2/L3 VPNとVPLSのサポートに加えQoSベースのトラフィック制御
- 豊富なIP/MPLS機能
データセンター
- DCゲートウェイルーター、DCI接続
- 高密度の10GbE, 25GbE, 40GbE, 50GbE, 100GbE, 400GbE I/F
- L2/L3 VPN, MPLS-over-GREを使用したダイナミックトンネル
- VXLANのカプセル化、GREサポート
- インラインMACsec処理によりセキュア接続
- 400G ZR/ZR+接続による接続距離の延伸
サービスプロバイダー バックボーンコア
- ミッションクリティカル環境に最適な設計と拡張性
ピアリング
- コロケーション施設に最適な電力とスペース性能
- インラインフロー監視
- コントロールプレーンの拡張性
- SR、BGP、GREなど多くの機能をサポート
Juniper MX10004の特徴
優れた拡張性と高密度
スロットあたり9.6Tbpsの高容量を有し、インターフェイスはラインカードあたり96 x 10 GbE、
24 x 40 GbE、24 x 100 GbE、または24 x 400 GbEをサポート。クラウド事業者およびサービスプロバイダーの厳しい要求を満たします。
投資の保護
ASICとハードウェアにおける完全な下位互換性、および Junos OSの一貫性により、トラフィックやサービスの成長に合わせて将来にわたって活用できる拡張性を備えています。
リッチなマルチサービスエッジ機能
革新的なユニバーサルシャーシ設計により、今日のさまざまなサービスプロバイダー、エンタープライズ、ネットワークセキュリティ、データセンターの要件に対応。さらに将来の要件に備えることができます。これには、IPトランスポート、BNG、ビジネス エッジ、コンシューマーエッジ、ピアリング、SDNゲートウェイ、データセンター ゲートウェイ、クラウドエッジ、およびメトロアグリゲーションなどのユースケースが含まれます。
電力効率
コンパクトな筐体に最先端の省電力機能を搭載しており、運用コスト(OPEX)を抑制することで、高いエネルギー効率を満たします。
キャリアグレードプラットフォーム
キャリアグレードのJunos OSを、冗長構成のアーキテクチャに統合し、どのようなネットワーク状況でも中断のないサービスをご利用いただけます。
SDNに対応
MX10000シリーズは、Paragon AutomationプラットフォームなどのSDNコントローラとシームレスに統合するため、物理と仮想の構成要素が含まれるサービスチェーンに最適なアンカーポイントとして機能します。
Juniper MX10004の製品仕様
LMICあたり | シャーシーあたり | |
サイズ(RU) | 7RU | |
システム容量 | 9.6Tbps | 38.4Tbps |
冗長性 | 電源、FAN、RE | |
最大ポート数 | ||
1GE | 48 | 196 |
10GE | 96 | 384 |
40GE | 24 | 96 |
100GE | 96 | 384 |
400GE | 24 | 96 |
MPCスロット数 | 4 | |
電源タイプ | AC/DC |
Juniper MXシリーズの概要
業界最高クラスのシステム容量、密度、パフォーマンスを、他社の追随を許さないシステム寿命と共に提供する、SDN 対応ルーティング プラットフォームの強力なポートフォリオです。MX シリーズ ルーターは、サービス プロバイダ、クラウド事業者、および企業にとって、デジタル変革の鍵となるものです。
無停止ネットワーク機能の実装、最大80Tbpsまで拡張可能な処理能力、400Gイーサネットポート対応といった特長により、高いパフォーマンス・可用性が求められるクラウド時代のネットワーク環境に対し、長期投資保護に必要な能力を提供します。
Juniper MXシリーズの特徴
柔軟性の高い構想広域ネットワーク伝送(MPLS/MPLS-VPN)
ラベルスイッチング技術「MPLS」にり転送処理と経路計算を別々に実行し、切り替え速度をミリ秒レベルに高速化。従来に比べ柔軟なネットワーク構築が可能になり、またMPLSベースのセキュアなネットワークサービス「MPLS-VPN」も提供可能になります。
VPLS (Virtual Private LAN Services)
ルーターをMPLS-VPNでつなぎ、ひとつの巨大なL2スイッチに構成し、広域イーサネットサービスを実現。IPアドレスを変更することなくデータセンター間で仮想サーバの移動が可能となります。
EVPN (Ethernet VPN)
広域イーサネット技術としてVPLS技術を拡張したEVPNは次世代のデータセンター間L2接続技術としても注目をあびています。
- MPLS/BGPといった従来技術を踏襲することで導入が容易
- MAC learning / advertisementのポリシーコントロールが可能
仮想ルーターの耐障害性を大幅に向上
ジュニパー独自の技術であるロジカルシステム(Logical System)によりシャーシーやインタフェースを仮想化し、完全に独立した仮想ルーターとして利用可能です。
- 1つの物理シャーシーに複数サービス、複数ネットワークを収納可能
- 迅速なサービス提供と低コスト化が可能
- ネットワークが論理的に完全分離されるため特定顧客向けプレミアムサービスを実現
- 障害時、仮想ルーターは互いに影響を及ぼさないため仮想環境の耐障害性が向上
複数のルーターをまとめて1台として運用
バーチャルシャーシー(Virtual Chassis)機能により複数のMXルーターを仮想的に1台のルーターとして動作させることができます。管理対象デバイス数の削減により管理者負担と利用効率を大幅に向上させることができます。
- リアルタイムなステート同期
- 分散冗長により1台の筐体に故障が発生した場合においても別筐体が通信を引き継ぎフォワーディングを継続
- スケーラブルな拡張
- GRES/NSRをサポート
無停止ルーティング
ソフトウェア更新時、万一の故障時も瞬時に処理を切り替え、継続しますのでネットワークにダウンタイムが生じません。
NSR (Non Stop Routing)
ルーティングエンジン間(マスター/バックアップ)でインターフェース情報やプロトコル、経路情報などの全データベースを同期。マスターRE故障時には瞬時にバックアップREが処理を引き継ぎますので、セッションダウンも発生しません。
Unified ISSU
OSのバージョンアップ時にも無停止ルーティングを継続する「ISSU」機能をサポート。
JAM(Juniper Agile Deployment Methodology)
新しいラインカードを追加するには、ラインカードをサポートするJunos OSへのアップグレードが必要になり、それまで利用していたサービスへの影響を確認するために膨大な検証工数と時間を要していました。
JAMでは、ラインカードの稼働に必要なドライバー・パッケージのみ提供されますので、Junos OSをアップグレードすることなく新しいラインカードをスピーディーに導入できるようになり、カード増設にともなうリスクが最小化されます。
Juniper製品ラインナップ
Cloud grade & Scale up
Juniper MXによるDDOS攻撃対策
変化する脅威に対応するために進化した |
双日テックイノベーションのサービスの強み
ジュニパーが提唱する先進のネットワーク、 |