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Juniper EXシリーズ EX4200(販売終了)
EX4200は販売終了いたしました。後継機となるEX4300をご確認ください。

Juniper EX4200の概要
ジュニパー独自のVC技術を搭載したEX4200は、一般企業からキャンパス、データセンターなど幅広い市場のお客様のさまざまな要望に合わせた、柔軟なネットワークの構築を実現する次世代のL2/L3スイッチです。
Juniper EX4200の特徴
シャーシ型に匹敵する可用性
ジュニパーネットワークス EX4200シリーズは、ジュニパーのシャーシ型システムと同等のHA機能を搭載し、同等のフェイルオーバー機能の多くをサポートしています。
EX4200シリーズは、スイッチそれぞれがルーティング・エンジンとして利用できます。複数のEX4200シリーズが相互接続された環境では、バーチャル・シャーシを構成する全スイッチ間で一つの制御プレーンが共有されます。2台のEX4200シリーズを相互接続した場合、マスター(アクティブ)ルーティング・エンジンとバックアップ(ホットスタンバイ)ルーティング・エンジンを指定するプロセスがJUNOSソフトウエアによって自動的に開始されます。万一、マスターのルートエンジンに故障が発生した場合でも、レイヤー2とレイヤー3の統合型GRES(グレースフル・ルーティング・エンジン・スイッチオーバー)機能により、アプリケーション、サービス、IP通信へのアクセスは中断されることなく維持されます。
また、バーチャル・シャーシ構成で3台以上のスイッチを相互接続する場合、マスターとバックアップ以外のスイッチはラインカードの役割を担い、万一、マスターのルートエンジンが故障した場合に新たなバックアップ用に置き換わります。マスター、バックアップ、ラインカードの指定や順番は、ネットワーク運用担当者が設定できます。このN+1のルートエンジン冗長化に、JUNOSに搭載されたGRES、NSR(ノンストップルーティング)、NSB(ノンストップブリッジング)の各機能を組み合わせることで、故障など不測の事態の際にコントロール権限が円滑に引き継がれます。
EX4200シリーズは、バーチャル・シャーシのスロット、モジュール、ポートのナンバリングに、他のジュニパー製シャーシ型製品と同じ体系を採用しており、シャーシ型製品と同様の運用が可能です。一貫性のあるOSと単一の設定ファイルを使用することにより、バーチャル・シャーシを構成する全スイッチが一つのデバイスとして扱われるため、システム全体の保守・管理が簡略化されます。
EX4200シリーズは、モジュラー式のシャーシ型スイッチに一般的に見られる多彩なHA機能を搭載しています。現場で定評あるJUNOSソフトウエアやL2/L3フェイルオーバー機能との連携により、キャリアクラスと呼ぶにふさわしい信頼性を実現します。
図1: GRES(グレースフル・ルートエンジン・スイッチオーバー)をサポートしているため、マスターのルートエンジンが故障した場合でもスムーズに切れ目なく制御プレーンの機能が引き継がれます。
- 冗長電源: EX4200シリーズは、負荷分散とホットスワップに対応した冗長AC電源を内蔵し、中断のない連続運用を維持します。コンパクトな筐体サイズのため、同等のポート密度のシャーシ型スイッチとは比較にならないほどの低消費電力を実現しています。
- ホットスワップ対応の複数ブロア付きファントレー: フィールド交換可能なホットスワップ対応ファントレー(ブロア3個)を搭載し、いずれかのブロアが故障した場合でも、十分な冷却機能が確保されています。
- RTG(Redundant Trunk Group): ネットワークの耐障害性を犠牲にすることなく、STP(Spanning Tree Protocol)の複雑さを回避するため、EX4200シリーズは冗長トランクグループ(RTG)を採用し、ポートの冗長化とスイッチ設定の簡素化を図っています。
- クロスメンバー・リンクアグリゲーション: 一つのバーチャル・シャーシ構成内でデバイス間の冗長リンクアグリゲーション接続を実現し、信頼性と可用性をさらに高めます。
- キャリアクラスのハードウエア: パケット転送エンジン専用のASIC 「EX-PFE」を搭載しており、ジュニパーがキャリア向けルーターに採用したテクノロジーの多くが組み込まれています。その結果、世界最大級のネットワークと同等の安定性と拡張性に優れた機能がEX4200シリーズでも利用できます。
融合型の環境
EX4200シリーズは、データ通信、音声通話、映像配信を融合したきわめて高度な要件の環境下でも最高水準の可用性を確保し、最高の信頼性を誇るプラットフォームで全社的なコミュニケーションの一元化を実現します。
クラス3のPoE給電機能を搭載し、VoIP電話、防犯・監視カメラ、無線アクセスポイントなどIP対応デバイスに15.4Wを給電可能なEX4200シリーズは、各種のネットワークを共通IPインフラに一元化できる将来性豊かなソリューションです。
EX4200シリーズは業界標準プロトコルのLLDP(link-layer discovery protocol)とLLDP-MED(LLDP-Media Endpoint Detection)をサポートしており、イーサネット対応デバイスを自動探索して、電力要件を判定し、VLAN(バーチャルLAN)メンバーシップを割り当てます。
EX4200シリーズはデータ、音声、映像の各トラフィックに優先度を設定できる豊富なQoS制御機能も搭載しています。また、各ポートで8個のQoSキューをサポートし、さまざまなレベルに応じたトラフィック優先度設定をエンドツーエンドで保持できます。さらに、絶対優先のSDWRR (shaped deficit weighted round-robin)のキューイングなど、多彩なポリシーのオプションにも対応しています。
セキュリティ
EX4200シリーズは、ユーザーのアイデンティティ、デバイス、位置のすべての条件を統合するジュニパーの「アクセス・コントロール(UAC)ソリューション」と完全な連携が可能です。このため、ポートごと、ユーザーレベルごとにアクセス・コントロールやセキュリティを強制適用できます。
図3: EX4200シリーズはジュニパーのUACソリューションと連携して、ポート単位までアクセス・コントロールを実施できます。
UACソリューションから見るとEX4200シリーズはポリシー実施ポイントとして機能し、802.1Xによる標準準拠のポートレベル・アクセス・コントロールのほか、ユーザーのアイデンティティ、位置、デバイスに基づくレイヤー2-4のポリシー適用も可能です。ユーザーのアイデンティティ、デバイスタイプ、マシンの状態チェック、位置の情報を利用して、アクセス権を付与するかどうか、付与するとすれば期限はいつまでかを決定します。アクセス権を付与する場合、権限付与レベルに基づき、ユーザーを特定のVLANに割り当てます。また、QoSポリシーを適用できるだけでなく、ユーザートラフィックを1カ所にミラーリングして、侵入防御システムによるログ記録、監視、脅威検知も可能です。
また、EX4200シリーズは、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)のスヌーピング、DAI(Dynamic ARP Inspection)、MACアドレス制限、IPソースガードなど、ポートセキュリティ機能を搭載し、内部・外部のスプーフィング、中間者攻撃、DoS攻撃を阻止します。
Juniper EX4200の製品仕様
EX4200シリーズラインナップ | 24T/24PX | 24F | 48T/48PX |
---|---|---|---|
サイズ(RU) | 1RU | ||
最大スループット | 88Gbps | 88Gbps | 136Gbps |
冗長性 | 電源(内部) | ||
最大ポート数 | |||
10/100/1000 Base-T | 28 | - | 52 |
100M/1G/10G Base-T | - | - | - |
1G SFP | - | 28 | 52 |
10G SFP+ | 2 | 2 | 2 |
40G QSFP+ | - | - | - |
PoE | 8(POEモデルのみ) | - | 8(POEモデルのみ) |
固定ポート数 | |||
10/100/1000 Base-T | 24 | - | 48 |
100M/1G/10G Base-T | - | - | - |
1G SFP | - | 24 | - |
10G SFP+ | - | - | - |
40G QSFP+ | - | - | - |
電源タイプ | AC/DC | ||
最大VLAN設定数 | 4,096 | ||
MACエントリー数 | 32,000 | ||
IPv4Static | 16,000 | ||
IPv6Static | 4,000 | ||
ARPエントリー数 | 16,000 |
Juniper EXシリーズの概要
ジュニパーEXシリーズは、世界各国の通信事業者やサービスプロバイダーで豊富な導入実績を誇る高信頼のモジュラー型OS「Junos OS」を搭載し、キャリアクラスのルーティングやスイッチングの機能を有したレイヤー2/レイヤー3イーサネットスイッチです。
EXシリーズは「高性能」「高速」「低遅延」なネットワーク構築を実現すると同時に、ジュニパー独自のバーチャル・シャーシ(VC)技術により、初期投資コストを最小限に抑え、将来のネットワーク拡張に備えることが可能です。
さらに、ネットワークに対するニーズが多様化するなか、オフィスからデータセンターまでの幅広いシチュエーションに対応可能な製品ラインナップを揃えており、個々のお客様の要件に応じたネットワーク構築を実現します。
Juniper EXシリーズの特徴
バーチャル・シャーシ(VC)対応 ~最大10台の機器を集中管理~
組み合わせパターン
- 最大10台
- EX3300
- EX4200
- EX4550
- 最大10台
- EX4300
- EX4600
- 最大10台
- QFX5100
- 最大2台
- EX9200
EXシリーズはバーチャル・シャーシ(VC)技術に対応しています。
最大10台までのスイッチを相互接続して、1台の論理デバイスとして動作させることができるジュニパーネットワークスの独自の技術です。管理スイッチの台数が削減により、運用管理者の負荷を軽減することができます。また、ネットワーク導入時には、ネットワークの簡素化を図りながら、柔軟な構成が可能です。
メリット
- 運用の負荷軽減
- 管理デバイスの圧倒的な削減
- 1台の論理デバイスとして統一管理
- 優れた拡張性
- シームレスで緩やかな1GEから10GEへの移行
- 冗長によるL2 Loopからの解放
- 柔軟な機器構成
- EXシリーズだけではなく、VC対応の互換性のあるスイッチと組み合わせて利用することが可能
キャリアクラスの信頼性
EXシリーズは、スタンドアローン型スイッチにもシャーシ型システム同等のHA機能を搭載しています。
バーチャル・シャーシ構成を組む場合、マスターとバックアップ以外のスイッチはラインカードと同等の役割を担い、マスターのルートエンジンが故障した場合等に、新たなバックアップ用に置き換わります。
定評のあるJunos OSやレイヤー2/レイヤー3フェールオーバー機能との連携により、真にキャリアクラスと呼ぶにふさわしい信頼性を実現します。
いかなるときも止まらない Non Stop Routing(NSR)
バーチャル・シャーシを構成するマスターREとバックアップRE間でシャーシ情報や経路情報に加えて、プロトコルステートなどのデータベースを同期することができます。
そのため、トラブルが発生してもパケットロスなしで経路制御やフォワーディングを継続することができ、いかなるときでも止まらないネットワーク環境を提供します。
Juniper製品ラインナップ
Chassis model

小規模大規模
ケーススタディ
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株式会社サイバーエージェント~EX4200イーサネットスイッチ~常に進化するビジネスと組織。その変化への対応には、柔軟かつスピーディーにネットワークを構築できるジュニパーEX4200のバーチャルシャーシ技術が有効でした。
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帯広市役所~EX4200イーサネットスイッチ~「低コスト」「高信頼性」「運用負荷の軽減」、自治体として求めるネットワーク要件に応える提案をしてくれたのが、双日テックイノベーションでした。
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静岡第一テレビ~EX4200イーサネットスイッチ~「低コスト」「高信頼性」「運用負荷の軽減」、自治体として求めるネットワーク要件に応える提案をしてくれたのが、双日テックイノベーションでした。
ダウンロード資料
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Juniper Networks EX4200シリーズ製品資料Juniper Networks製品 独自のバーチャルシャーシ(VC)技術を搭載したEX4200は 一般企業からサービス提供事業者やデータセンターなど幅広い市場の様々な要望に合わせた 柔軟なネットワークの構築を実現する次世代のレイヤー2/レイヤー3スイッチです。
本資料ではEX4200のハードウェア仕様や特徴をご紹介いたします。
双日テックイノベーションのサービスの強み
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