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コンテンツ業界で勝ち残るネットワーク構築のヒント 株式会社ミクシィ様

はじめに

今回、お話を伺ったのは、XFLAG スタジオの吉野純平氏。次々と新しいコミュニケーションサービスを提供してきた株式会社ミクシィ。その「裏側」ともいうべきネットワークインフラはどのように構築されているのでしょうか?今回は、その秘密に迫りたいと思います!

株式会社ミクシィ

今回、お話を伺ったのは、XFLAG スタジオの吉野純平氏。次々と新しいコミュニケーションサービスを提供してきた株式会社ミクシィ。その「裏側」ともいうべきネットワークインフラはどのように構築されているのでしょうか?今回は、その秘密に迫りたいと思います!

「XFLAGTM(エックスフラッグ)スタジオ」

2015年7月に株式会社ミクシィにより設立。“ケタハズレな冒険を。”を旗印にゲームや映像コンテンツを世界に向けて発信。代表作は「モンスターストライク」「ブラックナイトストライカーズ」。

インタビュー開始

さらに掘り下げて質問してみました!

クラウドとオンプレミス両方を使う(ハイブリッドクラウド採用)理由

(タミ先生)全面的にクラウドを使うという選択肢はなかったのでしょうか?

(吉野 純平氏)もちろん、ありますよ。でも、オンプレミスにもメリットはあります。その点も考えて、ミクシィではオンプレミスとクラウドを両方使う「ハイブリッドクラウド」を採用しています。もう少し詳しく、オンプレミスのメリットとデメリットを見てみましょう。

特に表の赤文字の部分は、コンテンツ配信を考えたときに、対応が難しい部分です。だから「突発的な伸びへの対応」など、変動が大きい部分をクラウドに任せてしまうハイブリッドクラウドが便利です。その3つのメリットを紹介しましょう。

メリット1 ネットワーク機器のメンテナンスの労力を軽減できる

一時的にシステムをクラウドに移行。その間にメンテナンスができるようになります。

メリット2 サーバー設備の過剰な投資を抑えることができる

これまではピークに合わせて用意しなければならなかったサーバー設備。ピークの部分をクラウドの方に「追い出す」ことができるようになります。

メリット3 アドレスの管理が容易に行える

新しいゲーム、映像のコンテンツなどの新規事業をつくる際に、その都度アドレス設計をするのは合理的ではなく、時間もかかります。新規事業の初期運用や検証はクラウドで行い、その事業が継続される際は、安定したオンプレミスに移行する柔軟性を持つことができます。

ネットワーク機器選定のポイント

(タミ先生)求めるネットワークを実現するための機器の選定ポイントを教えてください。

この3つのポイントを押さえたネットワーク機器として選んだのが、ジュニパーネットワークスのデータセンタースイッチ「QFX5100」でした。それぞれ詳細について解説します。

ポイント① MPLS、L3VPNが使える

QFX5100は、コンパクトなボックス型スイッチにもかかわらず、MPLS、L3VPNに対応しています。初期投資が大きいシャーシ型の機器を採用せずに、現実的なコストでMPLS、L3VPNを実現できました。

ポイント②JUNOS® OSによる運用管理のしやすさ

Junos® OSは、ジュニパーネットワークス製品のルーターをはじめ、スイッチ、セキュリティなど主要商品に共通で搭載されています。このJunos® OSの特長として、シンプルで信頼性の高い操作性が挙げられます。その中でも非常に便利だったのが、「階層化したコンフィギュレーション」です。変更差分の事前レビューを行う際に、変更差分と実際の作業内容をほぼ同内容で行えることで、ネットワークの安定性の向上に一役買っています。

ポイント③高い安定性

今や「ネットワーク=トラフィックが円滑に流れて当たり前」の世の中です。ミスは許されない環境で、柔軟に設備を提供するしくみを少人数で実現するための設計が欠かせません。その点、ジュニパーネットワークス製品は機能が豊富で、柔軟性、拡張性に優れていると感じています。

用語解説

  • QFX5100
    ジュニパーネットワークスのQFXシリーズは、データセンター向けのファブリック・スイッチ。QFX5100シリーズは、次世代データセンター向けに開発されたMetaFabricアーキテクチャを採用し、バーチャルシャーシ機能にも対応。最小2台からファブリック構成が可能。高い可用性、信頼性、「Junos® OS」搭載による自動化が特長。

  • MPLS(Multi Protocol Label Switching)
    従来のIPヘッダーの情報に代わり、短い固定長の情報「ラベル」を利用したラベルスイッチングと呼ばれる技術。MPLSでは、転送処理と経路計算が別々に行えるようになり、従来数秒かかった切り替え速度をミリ秒程度にまで高速化。柔軟な経路選択も実現する。

  • L3VPN
    L3(レイヤー3:ネットワーク層)であるIP網を経由するVPNで、IP-VPNと同義。通信事業者により提供される閉域網を利用することで、インターネットを経由しないセキュアなVPNとして利用できる。

  • Junos® (ジュノス)OS
    「Junos® OS」は、ジュニパーネットワークスの代表製品であるルーターをはじめ、スイッチ、セキュリティなど主要商品に共通で搭載されているネットワークOS。シンプル、高効率、高信頼、ハイパフォーマンスといった機能面での特長を持つ。さらに、人的要因を含む設定ミスなどのリスクを軽減できるのも特長的なOS。

設計変更や検証

(タミ先生) 今後も増えつづけるネットワーク需要の下、多くの要望が寄せられますよね。設計変更や検証などはどのように行っていますか?

(吉野 純平氏) 確かに今後もネットワーク設計や構築には、高い技術力やノウハウが欠かせません。今回のネットワーク構築のときのように日商エレクトロニクスが強い味方となってくれることを期待しています。これまでも検証支援や機材の提供をしていただいていますが、今後も二人三脚で安定性の高いネットワークをつくりあげて、ユーザーにドキドキワクワクするゲームや映像コンテンツを届けていきたいですね。

まとめ

吉野さん、貴重なお話をどうもありがとうございました!ユーザーに常に新しい体験をしてもらうためにも、柔軟性を持ちながら安定したネットワークは欠かせないということがよくわかりました。参考までに、今回導入されたQFXシリーズで実現されたミクシィのネットワーク構成図を掲載させていただきました。今回取り上げた、ジュニパーネットワークス製品の詳細や検証に関するご案内、事例の詳細についてはぜひ、以下よりお問い合わせください。

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