バーチャルシャーシ

バーチャルシャーシの必要性

サーバーやシステムの増設が行われる毎に都度ネットワークスイッチの増設を行う形で増大を繰り返してきました。これにより管理すべき対象の機器が指数関数的に増加していき、ネットワーク管理者を苦しめています。

よって、これまでのようなつぎはぎ型のネットワークではなく、運用負荷を軽減しながら大規模にスケールアウトすることができるネットワークアーキテクチャが新世代のネットワークには求められています。

これまでのネットワーク構成方法

バーチャルシャーシで解決できること

シャーシ型スイッチ、ボックス型スイッチ双方のメリットで運用効率化と安定性を向上

Juniperのバーチャルシャーシは、複数のスイッチ機器を1台の仮想的なシャーシ型システムとしてエミュレーションします。柔軟性にとんだボックス型のスイッチの利点と、高性能・高信頼性を提供するシャーシ型スイッチの利点を合わせもったネットワークをデザインすることができます。

シャーシ型スイッチ、ボックス型スイッチ双方のメリットで運用効率化と安定性を向上

物理的に離れたデバイスも論理的に統合することが可能

物理的に離れたデバイスも論理的に統合することが可能

Juniper製品なら、物理的に最大約80km離れた距離でもバーチャルシャーシによる一元管理が可能です。
例えば本社から支店のネットワーク機器の管理といったことも可能になる為、機器の設定変更や日々の管理を本社からの遠隔操作で行うこともできます。

Juniperバーチャルシャーシの特徴

ビジネスの成長に合わせてネットワーク機器も柔軟に対応

ネットワークのトラフィックが増え続ける現代では、ビジネスの成長に合わせてより柔軟にネットワーク構成を選択できるようにならなければいけません。求められるパフォーマンスの変化によって、ネットワークのスケールアウトが必要となった際に機器に縛られることなく自由なファブリックアーキテクチャを選べる製品をJuniperはラインナップしています。
数年ごとに製品を買いなおし、全くの新しいアーキテクチャにアップグレードをし続けるようなサイクルとは決別し、無駄なく機器の活用と運用をすることができるのが、Juniperのバーチャルシャーシなのです。

ビジネスの成長に合わせてネットワーク機器も柔軟に対応

対応機種:QFX5100

Juniperファブリックと対象機器一覧

目指したい最大規模に応じて選べるアーキテクチャー

目指したい規模に応じて、様々なアーキテクチャを選択することが可能です。

・最大10スロットの仮想シャーシ"バーチャルシャーシ(VC)"

最大10台までのスイッチを相互接続して、1台の論理デバイスとして動作させることができるJuniper製品独自技術です。管理スイッチの台数削減により、運用管理者の負荷を軽減させることができます。ネットワーク導入時には、ネットワークの簡素化を図りながら柔軟な構成が可能となります。

対応機器

パターン①(最大10台)
EX3300, EX4200, EX4500, EX4550
パターン②(最大10台)
EX4300, EX4600
パターン③(最大10台)
QFX3500, QFX3600, QFX5100
パターン④(最大4台)
EX8200
パターン⑤(最大2台)
EX9200

・最大20スロットの仮想シャーシ"バーチャルシャーシ・ファブリック(VCF)"

主にEXシリーズで構成されるバーチャルシャーシ(VC)と、QFXで構成されるQFabricを融合したスパイン―リーフ構成の新しいアーキテクチャです。スパインとなるスイッチが、全体のコントロールプレーンとなり最大20台のスイッチを一元管理しながら冗長性を保ちます。また、リーフとなるスイッチも必要な要件に応じて対応機器の選択を柔軟に行うことができます。

対応機器

スパイン
QFX5100
リーフ
EX4300, QFX3500, QFX3600, QFX5100