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FAQ

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  • 製品について

Junos® OSについて

Q.なぜ、Junos® OSは安定動作を実現できるのですか?

A.Junos® OSは他社に先駆けてモジュラー型アーキテクチャを採用しています。各プロセスが個々のメモリスペースで独立して動作するため、万が一ソフトウエアに障害が発生した場合でも、他のプロセスに影響を与えることがありません。さらにフォワーディング、ルーティング、サービスの各プレーンが完全に独立した設計となっているため、いずれかに問題が発生しても通信が完全に止まることがありません。

Q.Junos® OSのコマンドラインにはどのような特徴がありますか?

A.Junos® OSはミッションクリティカルな環境での利用を想定し、初期よりオペレーションミスの発生しにくいコマンドラインを備えています。業界で初めてCommitコマンドを採用し、作成したコンフィグの反映保留、設定内容の不整合精査を実施する機構を備えています。また、50世代までコンフィグの履歴管理に対応しており、不具合発生時のコンフィグ変更/切り戻しも容易に実現できます。これらの事前チェック及びリカバリ機構によって、運用中のサービスにおけるオペレーションミスを最小限に留めます。

Q.Junos® OSはルーター以外にも採用されていますが、どのような利点がありますか?

A.Junos® OSはジュニパーにおける単一のOSであり、主要なルーター、スイッチ、セキュリティ製品における共通プラットフォームとなっています。そのため、ユーザーは異なるデバイスを同様の手法で設定・運用することができ、デバイスごとに異なるオペレーション手法を学習する工数から解放されます。
またシングルOSリリースであるため、あらゆるデバイスのOSリリースが同タイミングで実施されます。したがい、ユーザーは機器ごとに異なるバージョン管理や、デバイスごとにOSバージョン検証を実施する工数からも解放されます。

製品について

Q.ジュニパーネットワークスがASICチップを自社開発している理由について

A.ジュニパーネットワークスは自社でのチップの開発を行っています。製品ごとに、提案領域に適したASICチップを開発・搭載することで、柔軟な機能実装を可能にしています。また、汎用チップ搭載のモデルについても併せてリリースしており、用途に応じて機能と価格のバランスを含めた幅広いラインナップを提供しています。

Edge 領域における需要

帯域要求、機能要求のバランスが求められる。高度な柔軟性と実装許容力が必要
Trio チップセットの開発・搭載:MXシリーズ

Core 領域における需要

なによりも巨大な帯域要求に応える必要があり、省電力性も重視。柔軟性と実装許容力は中程度。
Express チップセットの開発・搭載:PTXシリーズ

Access領域における需要

低帯域要求、低速ポートの集約性重視。コストバランスも重要視される。
汎用チップセットの採用:ACXシリーズ

Q.キャリアネットワークを意図した仮想ルーター機能について詳しく教えて欲しい

A.キャリアネットワークにおいては、サービスの細分化や耐障害性向上を目的とし、ルーターを論理的に仮想化して運用する需要が多くあります。

(仮想ルーターの利用例)

  • ・1つの物理シャーシーに複数サービス、複数ネットワークを収納
  • ・迅速なサービス提供と低コスト化
  • ・ネットワークを論理的に完全分離し、特定顧客向けプレミアムサービスを実現
  • ・障害点を分散し、耐障害性の向上

ジュニパーネットワークスのルーターは、早くから独自のLogical System機能を実装し、同一筐体内でのルーター仮想化を容易に実現いただけます。また、特にマシンスペックが要求されるサービスにおいては、明示的にハードウェアと紐づけて仮想ルーターを構成するNode Slicing機能もお使いいただけます。

Q.ジュニパーネットワークスの特長は?他社と比較してどんな特徴があるのですか?

A.
  • ・ジュニパーネットワークスはネットワーク専業ベンダーとして20年以上の実績があり、多くのキャリアネットワークで採用されています。他社製品とのベンダー冗長性を求めるお客様にも多く採用されており、マルチベンダー環境でも安定した相互接続性を実現しています。
  • ・自社開発の強みを最大限に生かし、ASICやオプションモジュールを進化させ続けることで、多くの製品をロングセラーモデルとしてリリースしています。主力のMXシリーズをはじめ、製品によっては15年以上の販売実績があり、安心かつ安定してお使いいただける製品としてユーザーの信頼性を獲得しています。
  • ・多くの製品において、長期に販売継続されておりますので、初期投資コストを最大限活用できるとともに、リプレース回数を減らしてユーザーの作業工数削減に寄与します。