Juniper QFXシリーズ QFX10008/10016

Juniper QFX10008/10016の概要

ジュニパーネットワークスQFX10008/10016は、ジュニパーネットワークスの新型Q5チップを搭載した初のデータセンター・スイッチです。専用ASIC(カスタムIC)によって高いポート密度とパフォーマンスを実現し、パブリック/プライベート・データセンターやクラウド環境の利用などで増え続けるネットワークのトラフィックに効率的に対応します。

Juniper QFX10008/10016の特徴

業界をリードする拡張性とポート密度による長期的な投資保護

100GEポート業界最高密度のシャーシ型・データセンター・スイッチです。一台の筐体内で10GEから40GE、100GEへシームレスにアップグレードができます。ビジネス成長に合わせて必要なポート選択をシームレスに行うことができるため、初期導入後も長期的な投資効果を期待できます。

専用チップセット「Q5 ASIC」の実装による優れたパフォーマンス

新しい専用チップセットQ5 ASICにより、ネットワークアナリティクスや設定の自動化の機能が向上しました。 Q5 ASICは、多様で要求の多いアプリケーションをサポートする大きなバッファとアーキテクチャーを搭載しています。ビッグデータ、ビデオ、およびIPストレージなどのトラフィックが増大するネットワーク環境においても、信頼性の高いパフォーマンス、SDN対応を視野に入れた柔軟なスケーラビリティを発揮します。

優れた拡張性と運用自動化に対応する新イーサネット・ファブリック技術「Junos Fusion®」

最新のデータセンター向けイーサネット・ファブリック技術である「Junos Fusion®」は、「QFabric System」や「バーチャルシャーシファブリック(VCF)」などのファブリックソリューションでジュニパーネットワークス製品がこれまで提供してきた、柔軟性、拡張性、運用の簡易性といった価値をオープンな業界標準技術で提供する新しいアーキテクチャーです。 データセンター全体を個々のネットワーク要素ではなく単一のプラットフォームにすることで、新規ネットワークの作成と設定を自動化し、設定エラーのリスクを軽減します。 QFX10008/100016は、「Junos Fusion®」のスパイン・スイッチに対応しています。

動画で理解するJuniper Networks製品 QFX10008

Introducing the QFX10008 modular data center core switch

Introducing the QFX10008 modular data center core switch

Juniper QFX10008/10016データシート

Juniper QFX10008/10016の製品仕様

QFX10008/10016 ラインナップ QFX10008 QFX10016
QFabricSystem -
単体利用
サイズ(RU) 13RU 21RU
最大スループット ルーティング 86.4Tbps 172.8Tbps
冗長性 電源、FAN
最大ポート数    
100M/1G/10G Base-T - -
1G SFP - -
10G SFP+ 1,152 2,304
40G QSFP+ 288 576
100G CFP 240 480
固定ポート数 (※)QFX10000ラインカード参照
100M/1G/10G Base-T
1G SFP
10G SFP+
40G QSFP+
100G CFP
電源タイプ AC/DC
最大VLAN設定数 16,000
MACエントリー数 1,000,000
IPv4Static 256,000
IPv6Static 256,000
ARPエントリー数 256,000

QFX10000 ラインカード(※)

QFX10000-36Q 40G QSFP+:36-port (or) 100G QSFP28:12-port
QFX10000-30C 100G QSFP28:30-port (or) 40G QSFP+:24-port+100G QSFP28:6-port
QFX10000-60S-6Q QFX10000-60S-6Q 1/10G SFP:60-port (or) 40G QSFP+:6-port or 100G QSFP28:2-port

Juniper QFXシリーズの概要

ジュニパーネットワークスのQFXシリーズは、データセンターネットワーク向けに最適化されたファブリック・スイッチです。SpineからLeafまで、幅広い要件・多様なアーキテクチャに対応しています。

QFXシリーズは、ジュニパーネットワークスの共通OSである「Junos OS」を搭載し、サービスプロバイダやデータセンターなどのミッションクリティカルな環境において、優れたスケーラビリティ、アジリティ、プログラマビリティ性能を発揮します。

また、Spine-Leafモデルの採用により、多階層構成によるネットワークの遅延やスケールアウトの制限を解放し、低遅延でフラットなネットワークを構成できます。データセンター内を流れるトラフィックを最適化・高速化することで、運用効率を大幅に高め、お客様のOPEX低減に大きく寄与します。

Juniper QFXシリーズの特徴

バーチャル・シャーシ・ファブリック(VCF)対応 ~最大20台の機器を集中管理~

組み合わせパターン

Spine
QFX5100
Leaf
EX4300
QFX5100

バーチャル・シャーシ・ファブリック(VCF)は、Spine-Leaf構成の新しいアーキテクチャです。

Spineとなるスイッチが、ファブリック全体のコントロールプレーンとして機能することで、最大20台のスイッチを一元管理しシンプルな運用を実現します。

また、Leafに他シリーズのスイッチ製品を選択可能なため、ビジネススケールに応じた柔軟な機器構成が可能です。資産を有効活用できコスト削減につながります。

OSアップデートをより快適に

Topology Independent in-Service Software Upgrade(TISSU)

QFX5100は、JunosOSを筐体内でハイパーバイザー環境上に、バーチャルOSとして搭載しています。

OSアップデートの際に発生するインパクトを低減し、アップグレードをより快適に実行できます。

使用プロトコルやファブリック・アーキテクチャに依存せず、レイヤー2/レイヤー3などのいかなる構成でも使用することが可能です。

Juniper製品ラインナップ

QF / Node・Standalone

QFX10000 Line

中規模大規模

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